手術

お昼ご飯が食べられない

それが、1番辛いと思ってた

手術前

手首に何か付けられた。

{5259775A-966F-4EDA-84C7-74E26B90120C}

名前と識別番号が書いてある。

そんな大袈裟な手術でも無いのに。

徹底してるなー。

手術室はテレビのセットみたいだった。

思わず、吹き出しそうになったけど。

我慢、我慢。

一歩、入ると懐かしい曲が流れてた

H Jungle with t Going Going Home

90年代の小室プロデュース

ほんと、当時は街中に溢れてた。

手術中、90年代半ばの曲がずっと流れてた。誰の趣味だろう。

手術用のベッドは幅が狭くて、硬い。

患部が首の後ろなので。

うつ伏せになる。

麻酔の注射がこの世のものと思えない位に痛い。何度も打たれる。

患部に行き渡たるように。

意識はハッキリしていて。

執刀医の先生。

助手の先生。

この人は研修医に毛が生えた感じだった。

あとは看護師さん。

そして、研修医の人が3名見学に。

まるでテレビの世界だった。

グリーンの布を掛けられ、患部だけを出す。

「痛かったら、声出して下さい」

「麻酔追加します」

「深い所を触ると、痛いかもしれません」

事前に言われたけど。

そんな事あるのかな?って、半信半疑。

電気メスで表皮を切っているであろう音。

ジジジ…と、耳元で音がする。

不思議と焦げ臭さは感じなかった。

上に布が掛かっていて、匂いまでは届かないのかもしれない。

暫くすると

うん、めちゃめちゃ痛いね。

「痛いです」「麻酔追加します」

「痛いです」「麻酔追加します」

「痛いです」「麻酔追加します」

多分、6、7回繰り返した。

そのうち、奥をぐりぐりえぐられる感覚。

「痛い」

「痛い」

「痛い」

皮を引っ張られ、押さえられ、めくられる。

感覚でしかないけど。

多分、当たってる。

ちょっと、見てみたかった。

予定通り1時間位で終わって。

摘出した腫瘍を見せて貰った。

膜に覆われた脂肪の塊。

人の脂肪は黄色い。

触らせて貰った。

以外に弾力があり、しっかりしてる。

大きさは3cm位のもの。

放っておくと、少しずつ大きくなるらしい。

誰にでも、何処にでも出来るらしい。

簡単に取れる腫瘍だったから。

のんびりしてたけど。

途中、やっぱり痛くて。

脂汗をかいてた。

いい経験だけど。

やっぱり、手術は受けたくないなー。

よかったらシェアしてくださいね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Menu